獅子の如くとは?
「獅子の如く 〜戦国覇王戦記〜」は、一言で表すと「究極の大規模戦国シュミレーションゲーム」だ。戦国武将や戦略が好きな人には必ず刺さる要素がとことん詰め込まれた作品で、細かい部分まで作り込まれている戦国の舞台は必見の完成度を誇っている。
一国の主人となり、有名武将を配下にして他のプレイヤーと戦っていくので、強力な武将を積極的に引き入れていくのがポイントだ。
究極の完成度を誇る戦国シュミレーションの決定版を一度試してみてはいかがだろうか。
おすすめポイント
- 片手操作で隙間時間にも気軽にプレイ可能
- 多種多様な兵種を用いた奥深い戦略性
- 人気合戦をテーマにしたイベントが開催
- 戦国の攻城戦を完全再現
- ギルド要素「一族」で自軍を更に強化
特徴と魅力
操作性

獅子の如くは縦画面で展開される作品で、片手でプレイできる様なゲームデザインとなっている。そのため、通勤時間や片手間にゲームをプレイする事が可能だ。
細かい部分まで遊びやすく設計されており、長くプレイしてもあまり疲れを感じなかった印象だ。
チュートリアルなども丁寧に行われるので、ストラテジーゲーム初心者にも優しい作りに感じた。
多種多様な兵種を用いた奥深い戦略性
さまざまな兵種

本作には多種多様な兵種が登場する。
大きく分けて3つの兵種が存在し、歩兵・騎兵・弓兵が該当する。それぞれに有利な兵種と不利な兵種が設定されていて、それらをしっかりと把握していないと圧倒的不利な状況になってしまうこともある様だ。
歩兵は騎兵に、騎兵は弓兵に、弓兵は歩兵に強いという3すくみになっているので、戦闘を行う時はしっかりと考える様にしよう。また有利な兵種の場合、相手に与えるダメージが1.5倍になり、受けるダメージが0.5倍になる。これは相手も同じなので、戦闘において非常に重要となってくる要素だ。
国を内側から強くする要素、内政

内政にもさまざまあり適当に行なっていると行き詰まりやすい。内政では建物を建設し、その施設を強化していく事が自軍の強化に繋がる。そのため、強化すべき施設とそうでない施設をしっかりと見極めて強化(昇級)する事が戦力強化の鍵となる。
資源は常に必要な物なので、必要以上に集めるとちょうど良い。また、資源の中でも特に鉄鉱が不足しやすいので、金山衆の奥義を研究し採掘部隊の編成を早めにやっておくと良い。
襲撃されて敗北すると資源を略奪されてしまうが、資源の中には略奪の対象でない資源(安全資源)もある。また、資源は略奪される資源(非安全資源)から消費されていく。施設の強化や研究は、略奪される資源だけで足りる様に行い、しっかりと略奪されない資源を貯める様にすると襲撃されにくくなる。
兵士の強化

兵士の強化は稽古場で行い、レベルアップには「糧秣」と「両銭」が必要となる。獅子の如くでの戦力は非常に重要な要素なので、可能な限り兵士をどんどんレベルアップさせて強化していくと良い。
織田信長や前田利家などの武将にはレベルアップが存在しない。ステータスを上げるには2つの方法があり、装備やアイテムを消費することによる能力アップやスキル強化が存在する。また、武家屋敷などをレベルアップすると、武将の能力を上げる事ができる。
兵種や武将を強化することは、本作において非常に大きな意味を持っているので、ガッツリ強化することをおすすめする。また、余裕があったら推しの武将などを強化してみても良いのではないだろうか。
人気合戦をテーマにしたイベントや攻城戦を完全再現
信長包囲網

信長包囲網は、NPC(非プレイヤーキャラクター)を討伐・迎撃するイベントとなっている。前半と後半に分かれており、前半では集結攻撃によってNPCと戦い、後半では織田軍から陣地を防衛するといったイベントだ。
信長包囲網には難易度が5段階設定されており、プレイヤーが任意で難易度を変更できる。また、難易度が高ければ高いほど防衛完了時の報酬も豪華になっていく。クリア報酬の他に”ランキング報酬”や”個人報酬”も設定されている為、積極的に参加するのがおすすめだ。
三方ヶ原の戦い

三方ヶ原の戦いは、一族(事項で説明のギルド要素)同士で競うイベントだ。イベント専用マップにある建物を争奪し合い、最後に最も多くの得点を獲得した一族が勝利するといったイベントとなっている。
三方ヶ原の戦いイベントは所属サーバーのみではなく、サーバーを超えての戦いとなる。激しい戦いが予想されるので、イベントに備えて自軍をしっかりと強化させておくと良い。
信長包囲網と同様に、様々な豪華報酬が存在するので、一族が参加を表明したら積極的に貢献して勝利を勝ち取ろう。
攻城戦

攻城戦とは毎日21時から22時までの1時間開催される城市争奪イベントだ。時間内に城市を占領することで、当該の城市を所有する事ができ、さまざまな恩恵を受ける事ができるという内容だ。
攻城戦は討伐と防衛の2種類に分かれる。討伐は城市を占領するために攻める行動で、防衛は城市を占領されない様に守るという行動だ。また、一族で保有できる城市は最大5つまでで、保有する城市が多くなればなる程防衛に割かれる兵力も大きくなるので、戦略的に城市を放棄することも1つの手だ。
総勢120名以上の英傑が集結
獅子が如くには有名な武将から、知る人ぞ知る様な武将まで総勢120名の武将が集結している。また、武将は美麗なグラフィックで作られているのに加え、一人一人を豪華声優陣が担当している点も必見で、本作の世界観に没入できる要素の1つとなっている。
この項目では、登場武将の一部をご紹介する。
織田信長(CV|津田健次郎)

「第六天魔王」と称された、戦国三英傑の一人。桶狭間の戦いで名を挙げ、将軍足利義昭を奉じて上洛を果たした。
鉄砲の大量使用や兵農分離、自由貿易など革新的な政策を推し進めた。
毛利元就(CV|小野友樹)

軍略に加え権謀術数を駆使し、「戦国の謀神」と讃えられた安芸の戦国大名。
厳島の合戦では五倍の兵力を持つ陶晴賢を撃破し、天下にその名を轟かせた。
井伊直虎(CV|原奈津子)

今川家臣・井伊直盛の娘。いい毛は桶狭間の戦い以来相次いで当主を亡くしたため、やむなく当主となった。
生涯未婚と伝えられているが、後の徳川四天王の一人となる井伊直政を養子にむかえて後継者とする。
ギルド要素

本作のギルド要素は「一族」というもので、加入することで他プレイヤーとの協力が可能になる。加盟するだけで様々なメリットがあるので、加盟必須と言っても良い。本項では、一族に加盟する事で得られるメリットの一部をご紹介する。
都市の攻略が可能
一族に加盟すると『城市攻撃イベント(攻城戦)』への参加が可能となる。攻略した城市によっては、その城市でのみ獲得可能な兵種を獲得できる可能性があるなどのメリットが存在する。ただ城市攻略には、戦力強化や事前準備は必須なので、一族メンバーとしっかりと協力して挑むと良い。
他プレイヤーから攻撃されにくくなる
一族に加入するだけで、他のプレイヤーから攻撃されにくくなるというメリットも存在する。理由は、加入している一族間での報復攻撃などを避けるために、攻撃を戸惑わせる可能性が高くなるからだ。一族に加入していない場合、その後ろ盾がないため、強力なプレイヤーに狙われやすくなる。この様な事態を避けるためにも一族に加盟することは必須と言える。
時間短縮
建築の昇級などを行う際に、一族のメンバーにヘルプ要請を送る事が可能だ。メンバーが助けてくれる場合、建築物の昇級などにかかる時間を短縮する事ができる。また、こちらからヘルプ要請に答えることもできるので、メンバーからのヘルプ要請は積極的に協力してみると良い。
ユーザーレビュー
課金要素
両金・替符の購入

両金は無課金でも獲得できるもので、ゲーム内通貨の役割を果たすものだ。両金は銅銭と違い、建物の普請や探訪、兵士の治療などの時間短縮に使用したり、イベントでアイテムや武将を購入したりする時に使用するアイテムだ。
ログインボーナスなどで入手することも可能なので、両金がどうしても必要になった時に購入するのも1つの方法である。

替符は両金と同様にゲーム内通貨の様な役割を果たす物だが、両金とは違い有料でのみ入手可能なアイテムとなっている。使い道としては、ギフト商店や活動報酬アイテムなどの購入に使用される。
ギフトアイテムの購入

ギフト商店では、ゲームをスムーズに進めるためのアイテムなどがセットで販売されている。この商店で売られているのは、基本的に有料の商品となっている。その他にも、替符でしか購入できないものも販売されているのが特徴だ。
中には両金を単品で購入するよりもお得なセットが販売されている事もあるので、両金を購入しようと考えている方は、ギフト商店にも目を通しておくと良い。
探訪(ガチャ要素)

本作のガチャ要素は探訪と言うものになっている。武将を派遣して探訪をするというもので、武将の見識が高ければ高い程探訪にかかる時間が短縮され、レアリティの高い武将を獲得できる可能性が高くなる。
派遣した武将が戻ってきたら、探し当てた武将を登用するかを決める必要がある。探し出された武将は24時間以内(SSR武将は48時間以内)に登用しないと去ってしまうと言う点に注意が必要なため、欲しい武将だった場合は速やかに登用する様にしよう。
武将を派遣する時のアイテム消費は無く、武将を登用する時にアイテムが必要になると言うことを覚えておこう。
最後に
今回は獅子の如くをご紹介した。
数ある歴史系のストラテジー作品の中でも群を抜いた完成度を誇っている作品であると感じた。多種多様な兵種を駆使した戦いや内政、プレイヤー同士で繰り広げられる激しい戦いを、縦画面の片手操作で体験できる作品はなかなか無く、誰にでもおすすめできる作品だ。
最初は非常に丁寧なチュートリアルもあり、ストラテジー初心者から歴史好きの方などまで幅広く楽しむ事ができる作品となっているので、気になった方は是非一度プレイしてみて欲しい。